AEGに息づく伝統


AEGフィロソフィ

今日では信じ難いことですが、1907年にAEGが建築家ピーター・ベーレンスをアートコンサルタントとして招聘するまでの時代に、工業製品に芸術的な価値や美的センスが必要という認識はなく、大量生産された製品に形と機能の調和はほとんどみられませんでした。

世界で初めて工業デザイナーとしてAEGに招聘されたベーレンスは、明確なビジョンを持って、まさに革新的な仕事を行いました。彼は、絵画、グラフィックデザイン、建築、そして家具デザインなどを分野にとらわれずに縦横に越えて、AEG社とAEG製品の根幹となる、「シンプルなのにパワフル」なデザイン理念を構築しました。その理念は、永続的にAEGブランドと製品の大きな特徴となるものでした。現在、生み出されている様々な新製品のデザインにも、ベーレンス以降の長い歴史の中で受け継がれてきた蓄積や経験が継承されています。

ベーレンスは、1907年に「Art in Technology」を出版し、それは、AEGのスローガン「perfekt in form und funktion」(形と機能のパーフェクトなる融合)の規範となりました。当時、ベーレンスの事務所には、デザイン史上とても良く知られている、ミース・ファン・デル・ローエやル・コルビュジエも働いていました。また、ベーレンスは、バウハウス・スクールの創業者、ヴァルター・グロピウスなどのモダニズムの建築家達とも共に働き、彼らに多くの芸術的インスピレーションを与えました。1914年以降は、ベーレンスの下でヴィルヘルム・クレイスやハンス・クレブスなどのデザイナーがAEGのコンサルタントを行いました。

1953年には、ピーター・セーベルがフランクフルトにAEGで初めての自社のデザイン事務所を開設。彼の後継者のエベルハード・フッチやハンス・ワーナーも、AEGの理念に基づいたデザインの品質を維持することに注力し、それは現在も変わらず受け継がれています。

AEGとコーポレート・アイデンティティ

近年、私たちは、明確で分かりやすい多くのブランドを目にしますが、ベーレンスの時代はそうではありませんでした。ベーレンスは、優れた創造性によってコーポレート・アイデンティティのコンセプトを世界で初めて確立した人物です。ベーレンスにとってAEG製品をデザインすることは始まりに過ぎませんでした。彼の偉大さは、AEGの企業文化全体を彼自身がデザインしたことにあります。AEGのロゴや宣伝素材、発行する冊子に至るまで一貫性のある統一されたデザインを行い、AEGの工場までもが働く人たちの個々の必要条件に合わせてデザインされました。ロゴのみならず、膨大な宣伝キャンペーンも含めたCI全体を統一するコーポレート・デザインは、まさに、ベーレンスによってAEG とそのブランド理念の基本要素になるように開発されたものでした。工業デザインの創設者であるベーレンスのこれらの仕事が、ドイツの工業製品作りに影響を与えたことは言うまでもありません。

AEGがお届けしている21世紀のための製品には、AEGのみならずドイツの歴史の中で成し遂げた傑出した業績への誇りと、工業デザインの創設者であり、デザインチームの精神的な支柱であるピーター・ベーレンスの理念が息づいているのです。

ピーター・ベーレンス教授
1868-1940

ベーレンスは、ドイツの工業デザインの父だけでなく、コーポレート・アイデンティティの創設者でもあった。


Peter Behrens

2009


100年を超える先進的な製品作りの蓄積。次の100年に向けて、歩みは今も続いています。


Peter Behrens

1958

世界初の全自動洗濯機LAVAMATを発売。

Peter Behrens

1976

世界初の全自動電気オーブンを発売。

Peter Behrens

1994

1970年代にすでに開発されていたLCD技術が、電車、バス、空港などの屋外施設向けの表示システムに搭載される。

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